3強の中でも一番注目しているのがリオンディーズ。
新馬戦は岩田騎手とのコンビでデビュー。道中かなりひっかかっておりましたが、最後の直線では岩田騎手も横を見ながら騎乗するくらいの余裕残しで圧勝でした。
そして続く朝日FSでは前走以上、期待以上の走りを見せてファンを驚かせました。岩田騎手からM.デムーロ騎手へと乗り替わりになり、ライバルには武豊騎手が手綱を握る逃げ馬のエアスピネルがおりました。人気はエアスピネルに次ぐ2番人気でしたが、レースでは直線で大外から追い込んできて、先頭のエアスピネルを交わすとまだ余裕の有りそうな足取りでそのままゴールしました。
新馬戦と朝日FSの2戦を見ただけでもこの馬がどれだけ強いかがわかると思います。エアスピネルを含む他の馬を子供扱いしているのだから強いと言わざるをえないでしょう。
前走は皐月賞トライアルの「弥生賞」です。休み明けで、距離も前走から2000mへ伸ばしてきました。前走から条件がかわりましたが、それでも2着に健闘しました。結果的にマカヒキに破れはしましたが、休み明け、少しかかった、早めに動いて目標にされた、という中での2着は強いです。エアスピネルを再度降し、クラシックのダントツ有力候補として一気に注目をあびることとなります。
前走の弥生賞の惜敗が「力負け」でないのは明らか。今回は一回使った上積みもありますし、前走が叩き2戦目だったマカヒキや勝負付けが済んだとされるエアスピネルよりも良い競馬ができる状態にあるのではないでしょうか。
枠は8枠16番と外目ですが、内枠の人気馬を見ながら競馬ができるという意味では絶好枠ですね。あとは折り合いさえ付けば、足をためて4コーナーからデムーロマジック炸裂、というのが理想的な展開でしょう。兄のエピファネイアも折り合いを覚えて出世しました。兄越えを期待して重い印を打ちたいと思います。
ということで、皐月賞の本命はリオンディーズ◎。