エアスピネル(牡3、栗東)
生年月日:2013年02月10日
調教師:笹田和秀
馬主:ラッキーフィールド
生産者:社台ファーム
通算成績:4戦2勝(2-1-1-0)
血統:父キングカメハメハ、母エアメサイア
近3走の成績
エアスピネルは、父にキングカメハメハ、母に秋華賞馬のエアメサイアを持つ良血馬で、デビュー戦は9月の阪神競馬場で、武豊騎手を背に圧倒的な一番人気に推されました。鞍上の武豊騎手は母のエアメサイアの主戦騎手でもあり、同馬で秋華賞(G1)を勝つなどしており縁のある血統ということでも注目をあびています。
ゲートが開き新馬戦がスタートすると、幸先良く好スタートを決めて先行すると、4コーナーから進出を開始し、最後の直線では鋭く脚を伸ばし後続に3馬身離しての楽勝でした。気性も良く、レースセンスも母親譲りでこの新馬戦の勝利で一躍、クラシック候補となったのです。
続く2戦目は、11月の京都競馬場で行われたデイリー杯2歳ステークスで、このレースも新馬戦に続いて武豊騎手が騎乗しました。二番人気の評価でしたが、新馬戦と同様に好スタートを決めると好位置をキープすると折り合いをしっかりと付けて進み、最後の直線に入ると鋭く脚を伸ばして後続に3馬身の完勝でした。
次なるレースは、G1の朝日杯フューチュリティステークスで、堂々の一番人気に指示されました。過去2戦と同じく武豊騎乗を鞍上に迎えてレースが始まると中団の絶好の位置に取り付き、第4コーナーでは抜群の手応えで進むとラスト200メートルでは、早くも先頭に立ったのです。完全に押し切るかと思われた直後にリオンディーズの急襲に合い惜しくも2着に惜敗してしまいました。勝ち馬とは、僅かの差でしたが勝ちに等しいレース内容でした。
年明け初戦の弥生賞は、先団を見ながら追走し、前のリオンディーズを見ながら進めました。直線で並んでいこうとしましたが、マカヒキ、リオンディーズに離され3着に敗れました。破れはしましたが、4着以下とは2馬身差つけ、クラシックの有力候補としての貫禄を見せました。皐月賞はリオンディーズ、マカヒキ、サトノダイヤモンドの「3強」とも言われていますが、勝負付けが終わったと見るにはまだ早そうです。
デイリー杯2歳S(G2、京都・芝1600m)2015年11月14日 【1着】
1着 8-13 エアスピネル(牡2)/武豊/2番人気
2着 8-14 シュウジ(牡2)/岩田康誠/1番人気
3着 6-10 ノーブルマーズ(牡2)/高倉稜/7番人気
朝日FS(G1、阪神・芝1600m)2015年12月20日 【2着】
1着 8-15 リオンディーズ(牡2)/M.デムーロ/2番人気
2着 6-11 エアスピネル(牡2)/武豊/1番人気
3着 7-13 シャドウアプローチ(牡2)/中谷雄太/11番人気
弥生賞(G2、中山・芝2000m)2016年03月06日 【3着】
1着 8-11 マカヒキ(牡3)/C.ルメール/2番人気
2着 7-10 リオンディーズ(牡3)/M.デムーロ/1番人気
3着 4-4 エアスピネル(牡3)/武豊/3番人気